北アルプス縦走 準備出発編

8月に登山を始めてから2ヶ月、今行かなかったら来年雪が溶けるまで槍に行けないのか‥と思い、いつ行くの？今でしょ！という流れで急遽北アルプス縦走を計画しました。その備忘録です。

10/5(金)-10/10(水)

予定コースは中房温泉から燕岳、大天井岳と進み、槍ヶ岳を経て南岳。そして終点、上高地へ。その際行ければ大キレット経由で。無理そうなら、南岳から難易度の低い槍沢へと抜けるエスケープルート。台風通過も考え、予備日も入れて4泊5日の計画です。

準備

金曜日の夜出発という事で、穂高行きの深夜バスが一向に取れず。深夜バスをやめ、仕事終わりにゆっくり電車乗って穂高駅で朝まで時間潰すかなぁ。と半ば諦めたのですが‥ここで発生しました台風25号。今年は台風多くね？もう10月だぞ‥こっち来るなよ‥との願いも叶わずバッチリ日本横断コース。

幸か不幸か、この台風の接近により出ました大量キャンセル、新宿バスタ発 穂高駅行きのバスを買うことが出来ました。

ザックはマムートの35リットル。今回は全て小屋泊、食事も全て小屋頼み。財布には念の為諭吉さんが10人。着替えは多めに、寒い時用にはUNIQLOのウルトラライトダウン。写真には入ってるけど、結局ザックに入りきらなかったのでガスバーナー、山専用ボトル700ml、食料全部は置いて行きました。

あと今回の為に新調したヘルメットとGoPro7。カメラはOLYMPUSのTG-5。

バッテリー関係は、GoPro3個、TG-5 2個、モバイルバッテリー容量10000。

宿泊する小屋でフル充電していた為、ほとんどモバイルバッテリーは使用しませんでした。

●持って行って良かったもの

洗顔フォーム、リップ、消臭スプレー、顔拭き等のエチケット？用品。大量のアミノバイタル、USB端子二つある充電器

●持っていけば良かったと後悔

日焼け止め、ニベア的な顔クリーム。後日日焼けで顔がボロボロになってしまいました

前回、登山初めて1ヶ月経たない時に燕岳に行った時は、興奮し過ぎて深夜バスで寝れず、徹夜で燕山荘まで登る‥という経験がある為、今回はバスタ近くの吉野家でアルコール注入。30分でビール中瓶2本を急いで流し込み、ベロベロで乗車。隣の席も空いていて快適でした。

台風25号接近する北アルプス、天気予報は軒並みC判定。また雨だったらやだなぁと思いながら、無事爆睡出来ました

初めての燕岳を徹夜で登る

登山始めて2週間、9月のあたま。富士山の夏山シーズンもそろそろ終わり。これを逃したら来年雪が溶けるまで行けないのか‥と思い富士山へ！と思って宿も予約したのだけれど、予報では100%雨、というか相当の荒天。時期的に頂上の郵便局も閉まっているとの事で急遽目的地を変更。

登山者に評判の良い、北アルプスは燕岳に行く事にしました。天気は雨予報だけど、もしかしたら止むような微妙な所。出発当日でしたが、雨予報の為か深夜バスも購入出来ました

当然だけど初めてのアルプス。興奮し過ぎて、深夜バスで全く寝れず、まさかの徹夜。この徹夜が後々ひびきます‥

9/1（土）

4:30穂高駅着 駅で時間を潰し、5時ちょっとのバスに乗り登山口となる中房温泉へ。

予報通り、登山口は雨。軒先で雨具に着替える。Gore-Texの３万円のカッパ、使うのが勿体ない‥。

北アルプス三大急登らしいこの登山道は雨で滝のようになっていました

登山靴もGore-Tex。びっくりするほど濡れない。安めの靴だったけど、かなりの信頼感

雨の中ちょいちょい写真を撮りながら‥

そのうち雨も上がり、登山道も岩っぽく雰囲気が変わってくる。

そしてなぜか、合戦小屋、燕山荘の写真が無い。花ばっかり撮りながら無事燕山荘到着。

カメラはOLYMPUSのTG-5。若干暗かったので、花にライトを当てる

景色はガスガス、展望は見込めず。

なぜこの像撮って燕山荘撮っていないのか‥この真横なのに。

ともあれ初めての山小屋。興奮してキョロキョロと。

混雑時は１つの布団に2人という話だけど、今日は空いていて、4人部屋？に3人でした。山小屋ってもっとドロドロしてるイメージだったけど、狭い以外はめっちゃ綺麗で驚き

荷物整理したらいざ燕岳へ。

この時、ガスがちょっと晴れてきた。

片道30分、結構遠い
有名なイルカ岩。
無事到着。この時はもうガスガスで写真一切無し。

燕山荘を通り、大天井岳までの稜線を少し歩く事に。この付近の景色が本当に凄くて、自分でも驚きですが感動して震えました

ここは日本ですか？的な。

ちょうどゲイロ岩過ぎた所で、ガスガスが凄くてちょっと怖くなり、今日はここまで。Uターン。雨も降ってきた。

山の天気はコロコロ変わる〜なんてよく聞くけど、ここまでとは‥と驚く

カッパを着るまででも無いな‥と思って歩いていたら、結構などしゃ降りになってきて、結局ずぶ濡れ。雨降ってきたら即着る。これは今後の教訓となりました。

そんな時、雷鳥3匹トコトコと近づいて来て雨宿り。

もう少し近付きたい‥と思ったら

逃げられた。

ピント合ってないけど、この雷鳥の「ヒェ〜」感めっちゃ好き。驚かせてすいませんでした

燕山荘到着後は、ビールとケーキ。

実は登山の話を聞くまで、山の上でお酒飲めるなんて分からなかった

ガスガスの山に乾杯

燕山荘の夜ご飯とお昼のカレー

夜は岳を読み、隣の人と朝日を見ようと約束し、就寝。

そして起床。部屋？には誰もいず、布団も畳まれ、時間は7時過ぎ。寝過ごした。

徹夜、登山、ビールのコンボにはiPhoneの目覚ましは通用しませんでした

ガスガスの中ゆっくりと下山し、燕山荘系列の温泉に入り、初めてのアルプス、無事下山となりました

温泉
燕岳、有名な理由が分かりました

オチ ３万のカッパ、どこかにぶつけたらしく穴開いてました