BRM0625盛岡龍飛岬600の備忘録的な 後編
2時間位寝て、寝坊せず起床。Yさんの自転車が無くなっている。出発早いな。というか僕が寝過ぎたのか。しかしこれ以上は睡眠削れなかった。
ドロップバックに入れてたカレーメシを急いで作り、レッドブルで流し込む。とにかくカロリーを体にぶち込む。
今度普通に泊まりに来たい。すごく良かった。
1人黙々と走り、道の駅へ。仮眠で貯金ほとんど使い切ってるので、4時組としてはほとんど最後尾のはず。道の駅には誰も居ませんでした。それにしても5時組、6時組ほんと見ない。
ってかここ通過チェックやん!!と勘違い1人ツッコミ。PPC通過チェックって、キューシートの表記時刻過ぎても大丈夫なのかな?ほんと教えて欲しいです。
夜ライドは得意だと思ってたんだけど、眠くてテンション上がらず。
途中コンビニ寄ってドロップバック送り返したり、青森市ではすき家に戻ったりと無駄に時間を過ごす。
いかにのんびり走ってたか‥後で泣きを見ます(半泣きになった)
この区間景色よかった。二輪ツーリングがやたら多かったイメージ。
テンション上がらずダラダラと登る
奥入瀬渓流は、ハイキングに良さそう。登山好きにとっては良いかも。しかし路面が比較的悪く、ここもテンション上がらずダラダラと。
途中リドレーの方が押し歩きしてるのを抜いたあたりでふと、、ふと気づく。
これPC間に合わないんじゃね?
急ぎサイコンやらRWGを見て、回らない頭を回して考える。出した答えが、「多分間に合わない。仮に間に合ったとしても、次のPCで間に合う訳がない」
しかし、Twitterの応援リプ見てると頑張らない訳にも行かず、ひたすら漕ぐ。とはいえ苦手なヒルクライムゾーン。半泣きで登りました笑
結果PC3、クローズの14分前に買い物完了。
4時組最後と思っていたら、ここで山形のおじさま、爽やか若人君がまさかの同じくギリギリコンビニ着。
若人君と、先行ってたんじゃないの?いやー寄り道してて‥という何回目かの似たような会話。
しかしギリギリ隊自分だけじゃなかったのかとテンションも爆上がり。サンドイッチ2つ、レッドブルで流し込む。
レッドブル飲み過ぎ。俺の体よ、すまん。
若人君は早々にスタートして、坂を猛スピードで駆け上がっていった。若さ羨ましい。
ここから約56k先、間髪入れずの足切りPC。しかもこのヒルクライムゾーン。
登って降りてのPCじゃない。登ってPC。ここを時速15で走れるのか‥
しかも悪いことに、この時ちょうどお昼過ぎ、めちゃくちゃ暑い!!!
汗が止まらなくなり、熱中症が心配される。
山形さんは途中のコンビニでアイス食べてた。諦めたのかな‥と思った。
途中頑張って登ってると、ガーミンの画面が暗くなったり明るくなったり。「メカトラかよ!」と思ってガーミンをポカポカ叩く。ここでガーミン故障かな‥と思って気づく。
俺や!熱でやられてる!急ぎ自販機へピットインして、水を頭からかける。コンビニで冷凍ペットボトルを買い、なんとか体を冷やす。ペコさん謹製の反射ベスト、ちょうどペットボトルが収まってなかなか良い。
ガーミンの明転も無事無くなった。
しかしクライムの連続は続く。ルート引いた人の、「走る人の心を折ってやろう」って明確な意思が感じられた気がする。
僕は登りが苦手で、頑張り過ぎてもさっきのように熱でやられてもアレなので、作戦を立てる。
思い切ってクライムは歩く。でも時速6キロの早歩き。緩いところと登り近づいてきたら自転車乗って漕ぎまくれ!というもの。高度と残り距離を見て、時間配分して歩ける所は逆に積極的に歩いて休んだ。
しかしこの最後のポコポコした2連続クライムは、時間的にも体力的にも本当に心折れそうだった‥
結果クローズ13分前、PC到着。
ここまでこの登りをグロス15以上で走れたって事?頑張りました👍
Twitter見てYさんもDNFとの事確認。あの暑さはやばかったですね。
一気に安堵感。そして、若人君コンビニ到着!
「なんで!!??」
「先行ってたんじゃなかったの?」
「いやー道の駅で寄り道してて‥」
このギリギリタイムのヒルクライムゾーンで、観光寄り道を出来る度胸が凄い‥これが若さなんかなー。。
ほんとにすごいと思いました。
「山形さんは?」
「コンビニでダウンしてたし諦めたのかも‥多分無理かな」
って会話の時に山形さん着。足つったー!うわーって到着しました。
あのあとダメだと諦めたけど、コンビニで5分くらい寝たら回復したとの事。その判断が凄い。ベテランだなって思いました。
そしてまたバラバラにスタート。最初こそ登るものの、もう最後まで下り基調。軽快に飛ばす。
最後の通過チェックポイントは山形さんと同着。
コンビニで最後の補給。もはや勝ち確定と安心感。
しかしこの後のやたらアップダウンの後、油断して忘れていた峠が。
その名も信号峠。
日曜日の夜6時の駅前という、まぁ斜度の高い信号峠で、信号10回は止まらされ‥
これワンチャン信号で時間切れもあるか‥と思いました。
コンビニが近づき、多分若人君待っててくれるだろうなと思ってたら、やっぱり待っててくれてました!
初の600キロブルベ完走!
「山形さんは?」
「結構後ろの方で見えなくなったし、信号やば過ぎて無理かもしれない。」
でも待ってよう、と待ってたら山形さん到着!
3人で、あの坂やばかったー!ってしばらく盛り上がり。
道中色々あって、ここに来れた方は数少ないブルベになったみたいだけど、とりあえず完走できて良かったと思います。
なにより寝ないで300、そこから300と走れたのは自分にとって自信に繋がりました。
400も寝ないでいけるんじゃね?(過信and慢心)なんちゃって。
次は北海道1000やってみたいけど、仕事しないとご飯食べれないしね💦
悩みどころです。
以上長々とした備忘録でした。
ちなみに、帰りコンビニ寄ろうと車から降りようとしたら、体半分降りた状態で寝てしまいました。
むしろ気絶?起きた時自分でびっくりしました‥通報されてもおかしくない💦
家に帰るまでがブルベなので気をつけましょう。
記録 618k 39時間33分
リザルトは‥R宮城さんはいつになるやら分からないとのもっぱらの噂なので、気長に待ちましょう。多分認定なるはず!(多分)
最後になりましたがTwitterでリプくれた方々ありがとうございました。めっちゃ頑張れました👍
BRM0625盛岡龍飛岬600の備忘録的な 前編
2022年6月25日、ランドヌール宮城さん主催のイベントに出走してきましたので備忘録的につらつら書いていこうかと思います。
コースはこう。盛岡から竜飛岬いって帰ってくる600キロを40時間以内に走ってねって内容。結果としては無事に完走出来たのですが、かなりハードな二日間となりました
ルート→https://ridewithgps.com/routes/39646224
最初にドカンと登ったり後半のヒルクライムの連続と、難易度は高いとの前評判。しかも後半いやーな場所にチェックポイントがある
6/24(金)
仕事終わり、明日の準備を始める。とはいえもう荷造りも済ませ、翌日の天気を見つつ最終チェック。
車のエンジンをかけようとするとかからない。最近乗ってなかったからな、と焦り気味。
友達に連絡して急遽車を借り、荷物を詰め、600出発地点コンビニ付近へ。
ちょうどいい公園の駐車場があったのでそこに停め、仮眠しようとするも、軽自動車に輪行、慣れない車での車中泊、初めての600の緊張からか寝れず、5分位ウトウトしたくらい。
わりと最悪な体調不良スタートとなりました
6/25(土)
セブンイレブン盛岡本宮3丁目店にて4時組スタート待機。我が愛車、リドレーのヘリウムslx。
前灯オーライト1500、400。尾灯キャットアイのタイト×2。ヘルメット後ライトもキャットアイ。ベルはレックマウント。
セルフ車検OK(のはず)
前回の早池峰で少し話をしていた、爽やか好青年の若人くんも4時組。
TwitterフォローしているTさんも合流。
今回の雨の600走るにあたり、自分なりに作戦を立ててきた。
1、とにかく軽量スタイルであれ。
雨だろうと半袖短レーパン。サドルバックも実はほとんど空で、工具、輪行袋、カッパ上、日焼け止め。のみ。
2、宿でしっかり寝る
310kポイントで宿取っているので、しっかり休む。そのため300kを16時間ペースで走って、借金しない(PC関係上出来ない)で仮眠を取る事
3、ドロップバック
今回、当然ですが初のドロップバック試行。
充電器や洗顔、化粧水やカレーメシやゼリー、レッドブル等。Twitterで得た情報を取り入れてアイテム厳選。
そんな感じで初めての600kブルベスタート。
前日しっかり脱毛したので、肌が雨を弾くのが面白い
最初のコンビニまでは雨が結構強く、下りが結構怖い。
コンビニでTさん落車を聞き、ロキソニン渡して一旦別れる。心配だけど先に進む。
この地名にこの看板の組み合わせは怖い
5時間位雨の中走って、曇りに
10時、鹿角市にてカロリー補給。ざるそばは塩分補給の為、漬け汁も飲む笑。オレンジはTwitterで強い人の真似。ミネラルとカロリー補給。Twitter確認してTさんDNF後に無事に駅まで行けてたの確認出来、とりあえず一安心。
マムシ堂。需要あるんか
弘前を越えて、なんか地味なアップダウンの連続、その先には直線追い風ゾーン。
寝不足というかほとんど徹夜状態の体調、この不調が定期的に波でやってくる。
ダウンしてる時はほんと辛い。レッドブル2本飲んでなんとか覚醒させて頑張る。
この直線ゾーンではハイ状態だったので、45キロ巡行で飛ばせたのが良かった‥追い風最高。
追い抜いたランドヌールさんに、「直線めっちゃ速いですね」と褒められる。
直線「は」速いかもだけど登りはドン亀です笑
チェックポイントのデカイ鳥居。この時点で貯金03:30位。
後ろから若人君も到着。この子先に行ったはずなのに何故か後ろから。寄り道してたらしい
そして国道339号を北上、龍飛へ向かう。この辺りからYさんと会話しながらペアで進んでいく。ここらの景色はめっちゃ良かった。
自転車停めてYさんをパチリ📷
クライム地点に入ってからは、恐怖を感じるレベルの強風。
九十九折りなので、向かい風は押し歩き。
折れて追い風では乗って進む。
弱虫ペダルの真波山岳くんの羽レベルで風が押してくれる感覚。しばし1人で真波ごっこ。
Twitterちょこちょこ確認して、そろそろかなぁと後ろ気にしてたら、来ましたAさん。相変わらず速い。しかしほんと凄い強風で、下り坂怖かった。ホイールのハイト32なんだけどめっちゃあおられる。
龍飛ホテル
風のため自転車を押さえていないと写真撮れず
ここで痛恨のミス、暴風の中、さゆりちゃん流すの忘れてた💦
この時点で20:00。21:00には宿に着きますと連絡し、Yさんも一緒に泊まろうと道連れにして、宿まで黙々と走る。
途中コンビニでAさん発見も、コンビニスルー通過。早く寝たい笑
そして宿に到着。
海峡の家 ほろづき
0174-36-2166
https://goo.gl/maps/ZPvmgKgNS8WUGbnr6
学校を改築した宿で、素泊まり3500円。僕の部屋は1年1組。
ウェアを洗濯機ぶち込んでお風呂へ。一気に人権取り戻す。
そしてお布団で久しぶりの睡眠。。
宿とって良かった‥。しかしまだ280kほど残ってる。長いなぁ〜
初めての登山?2016年山形での苦い思い出
最近登山をやり始めたのだけれど、実は昔一回だけ山に登った事があります。それは「登山」とは言い難いものでした。
初?登山のキッカケはマツコデラックスと有吉のテレビで紹介された、「角楢橋(かくならばし)」
幅が5センチしか無いような、日本一細い吊り橋。これを見て、いつか行ってみたいなぁと思っていました。幅5センチというと、綱渡りスポーツのスラックラインと同じなので、俺としてはやれる気満々。スラックラインはもっと細いのもあるしね
2016年の夏、たまたま出張で山形県長井市に滞在していたので、これは!と思い立ち日曜日に行ってみることにしました。
とはいえ、登山なんて全く知識も無く、「山=ハイキング」な認識で、山の地図も見ずにとりあえずそこ行けばあるんでしょ?登山ウェーイ!的なノリで向かったのを覚えています。
夏の山形の山に、一眼レフとペットボトルの水500を1本ポケットに。これだけで行きました(;´д`)
地図も無く、そもそもこの山がなんて名前なのかすらも分かっていない‥
去年調べたら、朝日連峰にある祝瓶山(いわいがめやま)という所でした。
途中で山道にロープが張ってて驚いたり、分岐があってどっち行ったら良いか分からなかったり。調べようにも電波が入らず。
そもそも上の写真のルートで行けてたのかも分からない
多分山頂近くまで行ったと思うのだけれど、木が無くなってきてガケっぽい所も有り、これはさすがにヤバイと途中で下山。
ところどころに、ピンクのテープ巻いてあるけど、これってもしかして道順を示していて、辿っていけば良いんじゃないだろうか?と閃き、ピンク探しながら歩く。そんなレベル
景色を楽しむ余裕は無かったけど、川べりはとても綺麗だった記憶
途中の川で足を冷やす。最近のツイッターでもやるけど、2016年当時からやってるインスタ風女子の内股スタイル。確かこの写真も「インスタ風女子」的なツイートでしてたはず。
名前分からないけど、この花いっぱい咲いてた
今と違ってニコンの一眼レフで撮ってるから、だいぶ写真の雰囲気違いますね。基本露出を下げた写真が好き。
一眼は重いけどやっぱり綺麗だなぁ。
約5時間程で下山。ペットボトルの水は早々に無くなり、山荘近くの水場でめっちゃ飲みました
あとあと地図を見ると、目的の橋は山の反対側で、ここ行くならテント担いだガチ装備が必要だと思います。
写真左上の角楢小屋まででも片道約6時間20分。往復だと‥。無知とは怖いですね。
去年本格的に始めた登山なので、今年はテント担いでキッチリとリベンジかましたいと考えています。ってか地図にテント場のマーク無いけど、みんなどこで張ってるんだろ‥?
いざ雲取山へ。閉鎖予定の奥多摩小屋に泊まる
2019年の2月9日に一泊2日予定で雲取山へ行ってきました。日帰りだと距離もあり結構大変だわーってイメージで敬遠してたのだけれど‥。
日帰りでも良かったのだけれど、頂上の少し下にある奥多摩小屋が来月3/31に閉鎖するみたい。特に思い入れある訳では無いのだけれど、せっかくなので泊まりに行ってみようぜ!ってノリです。
ネットを見ると、暖炉があり、照明はランプ。
ランプの山小屋最高やん!安いし!とテンションも上がります。
ただ、この山小屋は自炊のみ、との事。
ザックに4食分のメシとワインを突っ込み、ワクワクで雲取山へ向かいます。
まずは奥多摩駅からバスで鴨沢へ。さすがにちょっと遠い。始発から3時間ちょっとで到着。9時過ぎに登山開始です
バス停では、地元猫と、お巡りさん、近所の喫茶店のマスターが待機してました。猫、寄りすぎてピント合わない‥
お巡りさんと喫茶店のマスターいわく、
「上は水がないぞ」
「雲取山山荘で泊まるなら予約しないと説教くらうぞ」
「避難小屋は、あくまで避難用だから、最初からそこ目指して泊まる物ではない」
「奥多摩小屋は閉まってるかも」
と教えて貰う。
え?奥多摩小屋閉まってるの?閉鎖にはまだ1ヶ月以上あるけれど‥
同系列の雲取山山荘に電話で確認したら、やってる。との事で安心
⬆︎男の俺としてはどうでも良いけど、お巡りさんはイケメンでした。
最初はこんなフツーの山道。ちなみに、バス停のある鴨沢から奥多摩小屋までのコースタイムは、夏道で4:30。休憩入れて5時間ちょっとで着く計算。
本格的な登山口にある看板。よくツイッターで流れてくるやつ
看板真ん中にある、ダンシングツリー??
ここってユーフォー🛸目撃例とかある感じなのかな?ゆるキャラの可能性もあるけど、それにしては‥
途中の岩の上に居たリスガール
ほんとはもっとGoProやらで写真とかも撮っていたんだけれど、パソコンの調子が悪くて枚数が少ない‥
って事で3時間位歩いてお昼近く。雪もチラチラ降ってました
この日はどこも天気が良くなく、でも明日はめっちゃ晴れるんじゃね!?との僕の予報。というか希望的予想。
そしてお昼。朝買ったヨッシーの牛丼をお湯で雑炊っぽくし、ミートソース入れて煮込む!というめっちゃ美味しそうな山メシを作ろうと思ったのだけれど‥アクシデントがあり‥
自分の不注意により、プリムスのガスストーブ、ボンベ、全てのお湯を無くしてしまいました。理由はちょっと悲しくて言えないのだけれど‥
とりあえずちょっとだけ煮えた牛丼雑炊を食べながら(まだミートソース入れてない)考える。
水2リットル、尾西のご飯、缶詰、レトルトカレー、カロリーメイト、お湯作らないでいけるのか、このまま撤退して下山するか。
結構悩んだんだけど、結論は進む。尾西のご飯は水で60分もどしで食べれるだろうという考え。
でもこの尾西の水戻しは、最初に言うと大間違いでした。
ここから先はテンションも低く、写真はあまり撮ってないのだけれど。
途中でっかい倒木あったり、ちょっとスリリングな橋あったり。この手前辺りから、チェーンスパイクを付けてます
途中、お昼のアクシデントを知ってる他の登山者と休憩ポイントで会い、また笑われる。
ちなみに今日の服装は、上、メリノウールのロングにハードシェル、下はタイツにマムート の普通のパンツで暑い位でした
稜線の手前で、ウネウネした木がポツンと。
これは!!!だ、だ、だ、ダンシングツリー!!
完全に一致
落ち込んでたテンション、少し復活
そして到着、本日のお宿。奥多摩小屋。ランプのお宿‥‥ってあれ?
予想よりボr......
ってか無人
床抜けてるし暖炉無いし無人だし予想よりボr...
床はもうボロボロ(言っちゃった)
寝る所に至ってはシート養生。反対側の壁も隙間風いっぱい有り〼
ダンシングツリーで少し戻ったテンションもまた下がったのだけれど、ここで1人オジサマが。本日宿泊客は僕含め2人のようで。
あとで分かったのだけれど、もうここは常駐管理人が居なく、お金も箱にセルフで入れるスタイル。素泊まり4000円。
照明も暖房も無いので(広い分余計に寒い)、毛布かぶって早々にお酒タイム。
オジサマと酒飲みながら話をすると、なんとこのオジサマ、ヒマラヤのアンナプルナ登ったことが有るそう!当時の新聞記事の写真も見せてもらったけど、凄いなぁ!と感激。色んな話を聞けてめっちゃ良かった。
ちなみに夜ご飯、ワインと缶詰めとの交換でガスストーブ使わせてもらいましたm(__)m
山を舐めるなおじさんが居たら、山を舐めるな!って言われそうですが。
照明がないため、5時で真っ暗。ひと眠りするも21時に起きる。。まぁそうなるよね。
しかしこのボ●小屋、ひとつだけ良いことがあり、なんとヤマノススメとゆるキャン△が揃っているんです(興奮した)
携帯のライトで23時くらいまで読んでいたのだけれど、ヤマノススメ面白かった。アニメよりガチ登山っぽくて。
そして就寝。水は凍らないように抱いて寝ました
朝5時。すーさん起きろ、とオジサマに起こされる。
朝ごはん、尾西ごはんを水で作ろうとしたけど、途中で凍り始めたので断念。お湯を作ってもらいました。
缶詰めのつくね、凍っててガッチガチ。少し湯煎してもらいました。
気温はマイナス15度。アミノバイタルのゼリー飲もうとしたらガッチガチ。インスタントカレーもガッチガチ。
これ、オジサマがここに泊まらなかったらほんと詰んでたなーと反省。
マジで寒かった。ちなみに服装は、昨日のメリノウールの上からミズノの極厚ウール、パタゴニアR2、ハードウェアの重装備。
真っ暗なの中、朝ごはんをもぐもぐ。
そういえば宿代ですが、照明も暖房も無いのに4000円高いよね!と2人で話をしていて、2500円位に下げてくれれば良いのに‥とグチりながらキチンと定額、2人で8000円払ってきました。お金は鍵の付いたボックスへ。
悪い話、これ払わない人居ると思う。
朝6時半位に小屋を出発。
ザックは小屋に置いて、必要最低の荷物だけ持つ。
奥多摩小屋の目の前に富士山が
こんな近くで見る富士山は初めて。
とりあえずサクサクと登ろうと思いきや
手が冷たい
手袋は防寒テムレス。この寒さは耐えられない。
ってか、年末年始の八ヶ岳で懲りたはずなのだけれど、雲取山ならそんな気温下がらないでしょ的な考えがあったのね。
寒いから手をブンブン振り回しながら歩く。(遠心力で暖かい血液を指に下げる)
避難小屋が見えてきた。そうそう、俺の天気予報がドンピシャで、この2/9は凄い快晴
避難小屋からみる樹氷?なのかな
小屋からはすぐ山頂。僕は百名山には興味無いけど、この看板、なんか良いね!
オジサマと富士山。雲取山は凄く景色が綺麗。
山頂から奥多摩小屋まで戻り、そこからひたすら下る。
以下割愛で無事下山( ´ ▽ ` )♪
バス停で助言してもらった喫茶店に立ち寄る。
山のカフェ かえる。
「かえる」ってのは、無事帰るとかの意味あるみたいで山でよく見かけるね
とりあえず無事下山という事で、オジサマと乾杯🍻。この自家製ピクルスが激ウマでした。お立ち寄りの際はおつまみに頼んでみて
2杯目。大人のレモンスカッシュを頼んだら氷結が来た。「大人の麦茶よりちょっと安い」
らしい。
帰りのバスも、バス停に地元猫とお巡りさんと喫茶店マスターが居てお見送りしてくれた。毎日の日課なのだろう。
結果オーライで無事下山出来たけれど、装備不足がどうなるか、色々考えさせられる山行でした。
北アルプス縦走2日目 大天井岳〜槍ヶ岳
2日目。登山の疲れからか、途中一度も起きずに朝まで爆睡。
一階の談話室に降りると「夜中、風凄かったですね〜」って何人かに言われる。でも爆睡してて全然分からなかった‥
テントが壊れたりで避難してきた人も談話室で寝てた。台風の時はテントは張らない。これ教訓。
とりあえず夜のうちに台風25号は過ぎたものの、依然として吹く強い風。本当なら6:00には出発したかったけれど、無理そうなので少し外に出てみる。
雨が降ってきた!と思ったら、ハイマツに付いている雫が風で横殴りに飛んでるとの情報。
6:30二人連れが出発‥‥と思ったらすぐ帰ってきた。風で体持ってかれて転んだそう。
こりゃ困ったなぁと、朝ごはんのお弁当を食べる。山小屋では、食堂での普通の朝ごはんか、早朝出発組用のお弁当かを選べる。さすが大天荘。お弁当も美味しい。
7:00まだ風は強いけど、これ以上ここに留まると予定が狂う為、出発する事に。
Canon A君も一緒。
暴風だけど、ガスは風で流されて晴天。A君は足が早くて、スタコラサッサと先行する
30分位で大天井岳のもうひとつの山小屋、「大天井ヒュッテに到着。
中はもう誰も居なかった。あと2日ほどで、今シーズンの山小屋を閉めるらしい。写真には、営業は終了しました看板あるけど、これは準備のやつ
通過後、「あの人可愛かったですね!」「可愛かった‥」「次はここ泊まりたい(邪念)」とA君と意見の完全一致
稜線に出ると、また風が強くなり、場所によっては立ってられないレベル。A君はスタスタ歩いてるけど、ストックが45度の耐風仕様
登りがキツイ‥雲が近いなぁと思っていたら、目線の高さに雲が。この景色が、360度。
ヒュッテ西岳が見える
ここで少し休憩。A君は西岳頂上へ。俺は疲れるので、頂上はパスしてここで待機。
ここの山小屋の主人は、ちょっと強面&無愛想でおっかない。
西岳を過ぎた辺りから、登山道が険しくなってくる。展望も良すぎて怖いくらい
稜線の上の登山道も心なしか狭い。風が弱い時を狙って小走りで通過。
右を見ても
左を見ても景色がヤバイ
木のハシゴを登って、来た道を振り返る。
ここの景色が1番ウワァってなった所。もう少し居たかったけど、怖いから即離脱。
この辺りから、右足の膝裏が痛くなってくる。
あれ?痛いぞ?位だけど、イヤーな感じ。
最後の長いハシゴを下る。三点保持でゆっくりと。
そして1時に「ヒュッテ大槍」に到着。
俺とA君の今日の目的地は、45分先にある槍ヶ岳山荘なのだけれど、とりあえずお昼はここで。燕岳で会った宴会チームとも再開
美味しいラーメン。ただ標高高いから沸点が低く、ちょっとぬるめ。まぁそこは仕方ないよね
ヒュッテ大槍のスタッフバック。ラスト一個ゲット。
ここも小屋締めが間近で、なんと生ビール900円が600円に。宴会チームも、「すーさん飲んじゃいなよ!みんなで飲もう」と。
足も痛いしここで泊まる事に。とりあえず生とビールのハーフ&ハーフをで2杯。
CanonA君は、テント張りたい。と槍ヶ岳山荘へ。LINE交換して別れる
ほろ酔い気分で槍ヶ岳をのぞむ。だいぶ近くなった。
宴会チームもずっと槍ヶ岳を見てた。前回は悪天候で撤退し、今回がリベンジだそう。
「槍ヶ岳は到着点じゃない。通過点だ」
と誰かが言ってましたが、ビールで酔っ払ってたので、なるほど〜と聞き流してました。ほんとは深イイお話なんだろうけど‥
一緒に飲んでいたら、宴会チームはなんと夜明け前に出発して日の出を頂上で迎えるそう。一緒にいいですか?と聞いたら快諾してくれました。
そして翌朝。4:00出発。膝裏の痛みは無い。
槍ヶ岳はあちらだそうです
暗い中だと、ちょっとしたハシゴでも緊張する
左の明かりが槍ヶ岳山荘。槍のピークにも明かりが。もう人が居る。遅く行くと、満員で登れないらしい。みんな無言で急ぐ。
朝何も食べずに、ハイペースで夜登るのは想像以上に大変。この辺りで頭の裏が痛くなってくる。ここでまさかの高山病?ウソだろ‥テンションが下がる。高山病にはなりたくない‥頭の中で、ヤマノススメの富士山のシーンを思い出す
役45分で槍ヶ岳山荘到着。ここで荷物をデポ(仮置き)して、早々に頂上アタック。
甘いものを食べたら少し頭痛が治る。
「頭がいたい」と言ったら、水をこまめに飲んで。と言われた。
頂上への道は少し渋滞。変な所で止まっても困るので、チームリーダーが「行くよ」とか「ここでちょっと待とう」とか指示をくれる。頼もしい
頂上に着いて、祠の前で記念撮影。おじさんが、出てきた!と教えてくれる。
日の出キター!と思ったらおじさまと被る。
このおじさま、この後も要所要所で被ってくる‥
振り返ると、朝日で出来た槍ヶ岳の影。「影槍」が見える
頂上で再びCanonA君と再開。
電波無くてLINEで連絡とれなかったけど、会えてよかった。
山荘まで降りて振り返る。すっかり明るくなった
小屋内部
A君に本格コーヒーを入れてもらう。
槍ヶ岳に乾杯
宴会チームにお礼して別れる。1人では絶対無理だったなぁ
登山を始めて、凄いところに行けば何か変わるかなぁとか思ってたけど、何か変わったのだろうか‥と少しポエマーになる。
「槍ヶ岳は通過点」の話、ちゃんと聞いとけば良かったなーと思うのでした。
頭痛はいつのまにか全く無くなり、足の痛みも無く。このまま南岳に向かいます。
北アルプス縦走1日目 燕岳〜大天井岳 台風25号通過
燕山荘を10:50に出発。
台風の影響か、雲が多くなってくる。それでもこの稜線は視界もよく気持ちいい。
と思ったら雨。少ない登山経験で、雨は小雨でもカッパを着る。と言うことで雨具装着
風が強いのか、枝の形が1つの方向に
そのうち雨も晴れ、雨具を脱いでまた気持ちの良い稜線歩き。振り返ると燕岳が見える。
この「稜線歩き」という山と山の間を歩くのが、凄くいい感じ。
ちょっと開けた所の平地で、人が寝てるのを発見。俺の足音で起きて、すげー眠くて寝ちゃってた、との事。凄い。さっき燕岳で会ったCanon A君。大天荘(大天井岳の山小屋)で会いましょうと話をして、また別行動に。
そして大天荘着。中房5:15、燕岳出発10:50、大天荘2:15。長時間歩いてるとハイになる。この時も動画見ると変なテンション
玄関前のナナカマド?多分違うけど、赤いの綺麗
ここからこう!みたいな。
受付しようとしたら、全身ハイブランドの登山女子に声をかけられる。テント泊で悩んでるとの事。今夜の予報は、台風通過で風速25-30mになるらしい。小屋泊を薦めました。
Canon A君もテント泊するか悩んでて、こっちも全力で小屋泊を勧める。
結果から言うと、今夜3張りテント泊があり、1つが崩壊して、2組が夜に小屋に避難してきました
小屋泊の受付を済ませ、ガスガスの大天井岳ピークアタック。
ガスガスだし‥って事で、とりあえず来ました的なノリだったのだけれど
急に晴れた
台風の風の強さで、ものすごい勢いで雲が動く
目的地、槍ヶ岳が顔を出す
槍を撮るCanon A君。こんな景色撮れるんなら、重い一眼レフも良いよね(6D+24-70/2.8l)
振り向けばブロッケン現象が
ペカー
この時の大天井岳ピークはみんな凄いテンション。片方は槍、片方はブロッケン。スゲー!の連続
ずっと見ていたいけど、風も強いし寒いので降りる。
この大天井岳の景色、雄大、と言う言葉で収まるのか。凄い好きです。
ちなみにブロッケン現象はずっーっと出っ放しなので、もはや誰も見向きもしなくなりました
上から見た大天荘。GoProの広角に慣れず、高確率で指が写り込む。
多分、ここまで来たら山登りは辞めれないかなって感じの異次元の風景。そもそも興味なくてここまでは来ないですよね。
大天荘の寝床。本日はガラガラ。3割程でした
大天荘の夜ご飯。ご飯、芋煮はおかわり自由。この芋煮がめちゃくちゃ美味しくて、実は結構登山者間では有名みたいです。知らなかった。この縦走中、イチバン美味しいご飯でした!
夜の食堂はライトダウン。ホットワインを注文。グレープフルーツが入ってて、凄く美味しかった。でももう少し明るくてもいかな‥?
Canon A君はめちゃくちゃ早く就寝。
ハイブランド単独登山女子は、他のおじさん達につかまって会話中。だいたいどこのテーブルも、明日の台風の心配
俺は後で一緒に槍にご一緒させていただく事となる、飲み会大好きチームと少し話す。酒とツマミの量が凄かった!
小屋の中でも、ものすごい風の音でしたが、疲れからか即、爆睡なのでありました。
オチ GoProの写真設定を間違えてて、1日目の写真がほとんどブレブレ。多分HDRの合成うんちゃら〜が理由だと思われる。
みんなこんな感じに。大天荘が2つある‥
北アルプス縦走1日目 中房温泉〜燕岳
10/6(土)
4:30 穂高駅到着。前回覚えた乗り合い作戦。5人集めてタクシーに乗って中房温泉へ。タクシーか3500円なので、5人乗れば金額はバスと同じ。毎日アルペン号より早く着くのはいい。
●1日目の行程 中房温泉→燕岳→大天井岳→大天荘で宿泊 約9km。コースタイムは休憩なしで8h20m
5:15 中房登山口到着。登山届けを出して5:30登山開始。ヘッドランプをつけて暗い道を登る。一度来た山だからこその安心感。初見だったら怖いし危険だし、夜は歩きたくない
太陽が出てきて、一気に明るくなる
燕岳までは急ぎたいので、休憩挟まずガンガン登る。6:20第2ベンチ、7:30富士見ベンチ、8:50合戦小屋。ここで休憩。
合戦小屋にてジュース2本購入。これで700円。
早朝のバスかタクシーで、ナルゲンボトルを落とし、実はここまで水分無し。
合戦小屋を出ると急登は収まり、視界も開ける。しかし台風が来ているとは思えない晴天。
モンシロチョウ?
燕山荘直下。疲れた身体が復活する。
前回とは比べ物にならない晴天の燕山荘。素直に嬉しい
9:00燕山荘到着。所要時間3h45m。急いだ割には時間かかってる‥(CTは4h20m)
こいつの名前ってあるのかな?バックには燕岳。
実はここまでの写真、全てGoPro7の動画を写真として切り抜いてます。太陽の歪みとか周辺うんちゃら等気になる所てんこ盛りだけど、「記録」として十分実用の範囲。
ちなみに「写真」で撮った燕山荘がこちら
センスのかけらもない。
燕山荘の玄関前にザックをデポ(仮置き的な)して身軽になり、燕岳へ。
頂上で写真頼まれて撮ってあげる。次の日から一緒に行動するCanonのA君との初対面。
北アルプスの女王燕岳は、白っぽくてめっちゃ綺麗。
頂上までの道中一緒になってた単独登山女子とお茶会
たしか900円位?
そしてまた1人になり、CTで3h40m。大天井岳に向かいます