すーさん旅行記

旅行、登山の備忘録的な自分の為のチラシ裏

北アルプス縦走2日目 大天井岳〜槍ヶ岳

2日目。登山の疲れからか、途中一度も起きずに朝まで爆睡。

一階の談話室に降りると「夜中、風凄かったですね〜」って何人かに言われる。でも爆睡してて全然分からなかった‥

テントが壊れたりで避難してきた人も談話室で寝てた。台風の時はテントは張らない。これ教訓。

とりあえず夜のうちに台風25号は過ぎたものの、依然として吹く強い風。本当なら6:00には出発したかったけれど、無理そうなので少し外に出てみる。

f:id:sssishinomaki:20181218072705j:image

雨が降ってきた!と思ったら、ハイマツに付いている雫が風で横殴りに飛んでるとの情報。

6:30二人連れが出発‥‥と思ったらすぐ帰ってきた。風で体持ってかれて転んだそう。

こりゃ困ったなぁと、朝ごはんのお弁当を食べる。山小屋では、食堂での普通の朝ごはんか、早朝出発組用のお弁当かを選べる。さすが大天荘。お弁当も美味しい。

f:id:sssishinomaki:20181218073502j:image

7:00まだ風は強いけど、これ以上ここに留まると予定が狂う為、出発する事に。

f:id:sssishinomaki:20181218124719j:image

Canon A君も一緒。

暴風だけど、ガスは風で流されて晴天。A君は足が早くて、スタコラサッサと先行する

f:id:sssishinomaki:20181218074337j:image

f:id:sssishinomaki:20181218074647j:image

30分位で大天井岳のもうひとつの山小屋、「大天井ヒュッテに到着。
f:id:sssishinomaki:20181218074652j:image

f:id:sssishinomaki:20181218074642j:image

中はもう誰も居なかった。あと2日ほどで、今シーズンの山小屋を閉めるらしい。写真には、営業は終了しました看板あるけど、これは準備のやつ

f:id:sssishinomaki:20181218075056j:image

通過後、「あの人可愛かったですね!」「可愛かった‥」「次はここ泊まりたい(邪念)」とA君と意見の完全一致

f:id:sssishinomaki:20181218124535j:image

稜線に出ると、また風が強くなり、場所によっては立ってられないレベル。A君はスタスタ歩いてるけど、ストックが45度の耐風仕様
f:id:sssishinomaki:20181218101949j:image

登りがキツイ‥雲が近いなぁと思っていたら、目線の高さに雲が。この景色が、360度。

f:id:sssishinomaki:20181218102506j:image

ヒュッテ西岳が見える
f:id:sssishinomaki:20181218102512j:image

ここで少し休憩。A君は西岳頂上へ。俺は疲れるので、頂上はパスしてここで待機。

ここの山小屋の主人は、ちょっと強面&無愛想でおっかない。
f:id:sssishinomaki:20181218102459j:image

西岳を過ぎた辺りから、登山道が険しくなってくる。展望も良すぎて怖いくらい

f:id:sssishinomaki:20181218125530j:image稜線の上の登山道も心なしか狭い。風が弱い時を狙って小走りで通過。

f:id:sssishinomaki:20181218153308j:image

f:id:sssishinomaki:20181218153540j:image右を見ても
f:id:sssishinomaki:20181218153550j:image左を見ても景色がヤバイ
f:id:sssishinomaki:20181218125537j:image

f:id:sssishinomaki:20181218153730j:image

木のハシゴを登って、来た道を振り返る。

ここの景色が1番ウワァってなった所。もう少し居たかったけど、怖いから即離脱。

この辺りから、右足の膝裏が痛くなってくる。

あれ?痛いぞ?位だけど、イヤーな感じ。

f:id:sssishinomaki:20181218171928j:image

最後の長いハシゴを下る。三点保持でゆっくりと。

そして1時に「ヒュッテ大槍」に到着。

俺とA君の今日の目的地は、45分先にある槍ヶ岳山荘なのだけれど、とりあえずお昼はここで。燕岳で会った宴会チームとも再開

f:id:sssishinomaki:20181218173409j:image
f:id:sssishinomaki:20181218173418j:image美味しいラーメン。ただ標高高いから沸点が低く、ちょっとぬるめ。まぁそこは仕方ないよね
f:id:sssishinomaki:20181218173404j:imageヒュッテ大槍のスタッフバック。ラスト一個ゲット。

ここも小屋締めが間近で、なんと生ビール900円が600円に。宴会チームも、「すーさん飲んじゃいなよ!みんなで飲もう」と。

足も痛いしここで泊まる事に。とりあえず生とビールのハーフ&ハーフをで2杯。

CanonA君は、テント張りたい。と槍ヶ岳山荘へ。LINE交換して別れる

ほろ酔い気分で槍ヶ岳をのぞむ。だいぶ近くなった。
f:id:sssishinomaki:20181218173422j:image

宴会チームもずっと槍ヶ岳を見てた。前回は悪天候で撤退し、今回がリベンジだそう。

槍ヶ岳は到着点じゃない。通過点だ」

と誰かが言ってましたが、ビールで酔っ払ってたので、なるほど〜と聞き流してました。ほんとは深イイお話なんだろうけど‥
f:id:sssishinomaki:20181218173414j:image

一緒に飲んでいたら、宴会チームはなんと夜明け前に出発して日の出を頂上で迎えるそう。一緒にいいですか?と聞いたら快諾してくれました。

そして翌朝。4:00出発。膝裏の痛みは無い。

f:id:sssishinomaki:20181218181223j:image
f:id:sssishinomaki:20181218181202j:image槍ヶ岳はあちらだそうです
f:id:sssishinomaki:20181218181209j:image暗い中だと、ちょっとしたハシゴでも緊張する
f:id:sssishinomaki:20181218181227j:image左の明かりが槍ヶ岳山荘。槍のピークにも明かりが。もう人が居る。遅く行くと、満員で登れないらしい。みんな無言で急ぐ。

朝何も食べずに、ハイペースで夜登るのは想像以上に大変。この辺りで頭の裏が痛くなってくる。ここでまさかの高山病?ウソだろ‥テンションが下がる。高山病にはなりたくない‥頭の中で、ヤマノススメの富士山のシーンを思い出す
f:id:sssishinomaki:20181218181206j:image

役45分で槍ヶ岳山荘到着。ここで荷物をデポ(仮置き)して、早々に頂上アタック。

甘いものを食べたら少し頭痛が治る。

「頭がいたい」と言ったら、水をこまめに飲んで。と言われた。
f:id:sssishinomaki:20181218181220j:image

頂上への道は少し渋滞。変な所で止まっても困るので、チームリーダーが「行くよ」とか「ここでちょっと待とう」とか指示をくれる。頼もしい
f:id:sssishinomaki:20181218181230j:image
f:id:sssishinomaki:20181218181213j:image

頂上に着いて、祠の前で記念撮影。おじさんが、出てきた!と教えてくれる。

f:id:sssishinomaki:20181218183116j:image日の出キター!と思ったらおじさまと被る。

このおじさま、この後も要所要所で被ってくる‥

f:id:sssishinomaki:20181218183111j:image

f:id:sssishinomaki:20181218191036j:image
f:id:sssishinomaki:20181218191012j:image振り返ると、朝日で出来た槍ヶ岳の影。「影槍」が見える
f:id:sssishinomaki:20181218191031j:image

頂上で再びCanonA君と再開。

電波無くてLINEで連絡とれなかったけど、会えてよかった。

f:id:sssishinomaki:20181218191025j:image山荘まで降りて振り返る。すっかり明るくなった
f:id:sssishinomaki:20181218191018j:image小屋内部
f:id:sssishinomaki:20181218191042j:imageA君に本格コーヒーを入れてもらう。
f:id:sssishinomaki:20181218191005j:image

槍ヶ岳に乾杯

宴会チームにお礼して別れる。1人では絶対無理だったなぁ

登山を始めて、凄いところに行けば何か変わるかなぁとか思ってたけど、何か変わったのだろうか‥と少しポエマーになる。

槍ヶ岳は通過点」の話、ちゃんと聞いとけば良かったなーと思うのでした。

頭痛はいつのまにか全く無くなり、足の痛みも無く。このまま南岳に向かいます。